Mandrilling!

マンドリラーによるマンドリルブログ。内容が2年以上前の物となっております。なるべく早めにリアルタイムに近づきたいと思っています。

2020-01-01【その①】お久しぶりのマンマル☆

2020年元日、1年8ヶ月振りくらいに天王寺動物園へ行ってきました。

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マンドリル舎は、昭和感あふれるこんな感じです。もちろん地面は土ではありません。

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天王寺動物園には、京都市動物園生まれのマンマル(2007年9月23日生まれ。父・マンゴロウ、母・オネ)がいます。独り暮らしです。。。

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朝着いたら、この場所に座っていました。

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朝ごはんの時間が何時なのか分かりませんが、開園と同時に入って、ゲートから比較的近いマンドリル舎に着いた時には、すでに食べ物は樹葉もふくめ、一切ありませんでした。

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11:20頃から、並びの一番㊧のフサオマキザルの方から順に、お昼ごはんなのかおやつなのか分かりませんが、キーパーズエリアから獣舎へ入る扉の小窓から、何やら食べ物をもらっていました。マンドリルは11:35頃でした。

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ここの動物園は『天王寺動物園教育ポリシー』と云うのを公開していて↓

https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/cmsfiles/contents/0000436/436955/policy3008.pdf#search='%E5%A4%A9%E7%8E%8B%E5%AF%BA%E5%8B%95%E7%89%A9%E5%9C%92+%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%BC'

そこには、

『獣舎前のパネル等における情報提供にあたっては、動物種の情報だけではなく、動物に愛着を持っていただけるよう、個体の情報の提供に努めます。』

とも書かれているのですが、相変わらずマンマルの個体紹介は無く(←他のおサルさんたちもですが)、この様な種名看板と。。。

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この様な掲示物↓(これはもしかすると専門学校の学生さん作かも)があっただけでした。ちなみに先述の『天王寺動物園教育ポリシー』には、

『動物の生態などに関するパネルの記載については、専門家の協力を得て科学的知見を踏まえたものに更新するなど、正確かつ最新の情報の提供に努めます。』

と書かれていますが、内容を見てみると、例えば寿命が30~40年になっていますが、実際に私が知っている例では25~30年程度ですし(もし30~40年と云うのが天王寺が調べた世界の動物園の平均だとしたら、日本で飼育されているマンドリルの大多数が早死にし過ぎということになる)、繁殖についても7~10月頃に出産と書かれているけど、真冬生まれも沢山います。・・・もし野生のことを云ってるのなら、そう明記するべき。ですが、野生のマンドリルの研究はあまり進んでいないそうなので、正確な出生日が把握出来ている個体がどれくらいいるのかも謎です(おそらくあまり居ないのではないでしょうか?)

その他の項目についても書きたいことがありますが、長くなるのでやめておきます。。。

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と、まぁそんな感じで、来園者はマンマルの名前さえ分からない状態なのですが、マンドリル舎の斜め前に植わっているケヤキの木にこの様な↓看板がついていて、それを見た小学生くらいの男の子が、それがマンドリルの名前だと思った様で、「ケヤキく~ん!」と。。。保護者の方が「それは木の種類やw」と教えておられました。クスっと笑える話なのかもしれませんが、なんだか切な~い気持ちになりました。。。

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そして、相変わらずマンマルの獣舎の中には渡り木などを含め、本物の木が一切ありませんでした。つまり、木をかじる習性のあるマンドリルに木が与えられていませんでした(過去に「市民の声」を通して依頼しましたが、満足の行く回答は頂けませんでした)。そしてこれまた相変わらず、サル舎(ヒヒハウスっていうんでしたっけ?)の端っこには、こんな風に木が置かれたままでした。↓ 

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この日、割と早い時間に園長さんが通りかかられたので、木のことなどに関してお声がけさせて頂きました。「担当者ではないので分かりませんが、 ”色々やっている” と聞いています。」とのことでした。もちろんどこの園長さんでも、全ての動物の飼育に関して全てを把握しているとは思いませんが、責任のある立場の方だと思うので、「常に自由にかじれる木を置いて頂きたいです」とお願いしました(京都や豊橋マンドリルを観ている私は、マンドリルがどれだけ木をかじるか知っていますし、過去にマンマルの獣舎に木がない理由を飼育員さんにお尋ねした際、「かじってボロボロにするから後が大変なんですよ。」とのことだったので、マンマルが他のマンドリルたちと同じ様に、かじる習性を持っているということは分かっています)。

またこの日の帰り際に、前回の訪問時にはまだいらっしゃらなかった『動物専門員』さんに遭遇出来たので、その方にもお願いしてきました。(動物専門員さんの役割はこちらで↓)

ひと人:個体ごとの幸せ考える 「動物福祉」に意欲 天王寺動物園「動物専門員」・棚田麻美さん /大阪 - 毎日新聞

この方は、「この日は(マンドリルの所に)行かなかった」、と云うことでしたが、時々樹葉を与えに来て下さったりしているそうです。それはそれでありがたいことですが(本音を云えば、マンドリルに樹葉を与えることは極々当たり前のことだと思いますが・・・)、やはり先述の通り、常に自由にかじれる木がほしいことをお伝えしました。しっかりと目を見てお話して下さり、「この方ならやって下さるんじゃないかな?!」と、かなり良い印象を受けましたが、何て言ったって担当者ではないですから、この方お一人の考えで行動出来る訳ではないでしょうね。。。天王寺動物園が、せっかく取り入れた『動物専門員』という専門職を有効的に生かせます様に!

この日のお外でのマンマルの様子です。


マンドリルのマンマル 2020-01-01 天王寺動物園 (お外編)