大五郎♂（と、その奥にぼんやり写っているのはオヨメちゃん♀です。）
年が明けても相変わらずの距離感があるお二方。（実際にはこの写真よりずっと近くで隣り合って座っていることはあるのですが、交尾はもちろん毛づくろいさえも難しそうな感じです...。オヨメちゃんは毛づくろいしたそうなんですけどね...。）
オヨメちゃん。
末っ子のツヨシくん（父親はチュウタロウさん）に授乳中のオヨメちゃん。ツヨシくんや、その兄のアラタくんの毛づくろいをする様子を良く見かけます。面倒見の良いお母さん ♪（ついでに...と云っては何ですが、しんごちゃんの毛づくろいもしてほしいところですが、それは無いようです...。）
大五郎の行動をよく観ているオヨメちゃん。後方でツヨシくんも観ていますが、マンドリルは総体的に周りの動きを良く観ているな、と思います。群れの仲間のことだけでなく、飼育員さんや来園者のことも。社会性の高さがうかがえます。
元夫（？っていう表現があってるのか分かりませんが）のチュウタロウさんと、ガラス越しで向かい合ってるオヨメちゃん。どちらも片足をガラスにあずけていますが楽なポーズなのかな？チュウタロウさんと同居していた頃は、しょっちゅう毛づくろいをしていたオヨメちゃん。ついつい「づくろいたいんやろうなぁ～」と思ってしまいます。
こちら↓は、ガラス越しの大五郎（こっち側）とチュウタロウさんです。この直前まで向かい合った状態で威嚇しあっていました。もう結構前（1年以上は前なはず）からなのですが、チュウタロウさんは大五郎を自分より強い存在だと見なしている様で、向かい合った時にお尻を向ける様になりました。でも、どうやら完全に下手（したて）に出るのは嫌な様で、写真の様に、足でガラスを蹴る姿をよく見かけます。
大五郎のイラついた表情。。。わかりやすい。
マンドリルの成獣オスは、顔の色が派手なほど「強い」と見なされるそうです。研究者によると、「自分の顔の色は、顔（吻）が長いので見えている様です。」とのことでした。
「顔の色が派手なほどメスにもてる」説も、飼育員さんのガイドや、動物園の掲示物などで見聞きしたことがありますが、どうなんでしょうね？「強い」というのも、どれくらいの観察例があっての話なのかなぁ？
以前書いたことがあるかも知れませんが、研究者さんから「派手な顔色の個体の方が強い」と云うお話を聞いた時、聴衆から「体が大きな控えめな顔色の個体と、体は小さいけど派手な顔色の個体だったらどちらが強いのですか」という質問が出た時、「それを調べた人はまだ居ないと思います」との返答でした。野生のマンドリルの観察は難しく、研究もそれほど進んでいるわけではない様で、まだまだ謎が多い種ですよね。なので私は色んな「説」を聞いても鵜呑みにせず、「そういう可能性もあるかもね」といった感じで捉えています。
大五郎の顔色も鮮やかだとは思いますが、おでこ...っていうか、目の上の部分まで赤い子もいますよね（到津のマンタロウさんや、日本平に居た亡くなったジョジョとか。あぁ、そういえばジョジョはかなりの派手顔だったけど、体は細身だった！もし大五郎と対面したらどう反応したんだろう？？）。
大五郎のあくび写真を貼っておきます。
かなり開くので、マンドリルを見慣れていない人がこの写真を見たら、顔に口しかないモンスターキャラかと思うかもしれない。。。
口の中のアップ。
あくび終わりかけの顔。
さて。この日は14：10頃に飼育員さんがマンドリル舎に来て（隣の部屋のひかるの「カカカー（っていうか、コココー？カとコが混じった様なかすれた感じの声）」という声で飼育員さんが来たことが分かります。）、大五郎たちがいる右側のお部屋は14：25頃収容となりました（飼育員さん登場から収容までの時間がいつもより短いのにはチュウタロウさんが絡む理由が。次回のブログに書きます）。
この日の大五郎の夕ごはん↓
お部屋へ帰って、いつもの様にこちらに背中を向ける感じで食べる大五郎。
大五郎が夕ごはんを食べるのをしばらく観た後、いつもの様に他のおサルさんたちに会いに行ってから、閉園が近い頃にもう一度立ち寄ると、ちょうどガラス面に近いところで座っていた大五郎。
この日に撮影した動画↓ 後半に収容時の様子が映っています。大五郎だけ右上にあるシュートから帰って行きます。
のんほいパークのマンドリルたち 2020-01-04 【その③】
