(↓)アラタくん。ケガの為、しばらくの間バックヤード暮らしだったアラタくんが展示場に帰って来ていました。新入りのツネ(ヨシツネ)の群入りに先駆け、1月下旬に戻したとのことでした。
アラタくんは(何が起こったのか、たまにしんごちゃんより立場が強くなっていることもあったものの)基本的に控えめな子ではありましたが(過去形なのは、この後2021年9月に残念ながら若くして亡くなってしまった為)、この日はさらに静かに大人しく過ごしていました。
(↓)母・オヨメちゃんが毛づくろいをしに来てくれました。
(↓)向かって左隣にいるのは母・オヨメちゃんです。
(↓)この日の収容時、まだまだ慣れていないツネが居る為スムーズに行かず、他のみんなも出たり入ったりしていました。この写真のアラタくんの口・・・というか頬袋に食べ物が入っていますが、これは一旦夕ごはんの置かれた寝室に入った際に入れて来て、またお外に出てきたという状態です。
(↓)先述の通り、大人しめに過ごしていたアラタくんですが、やはり新入りのツネには興味があるようで、時々近づいて行ってました。(左:アラタ、右:ヨシツネ)
(↓)左:ヨシツネ、右:アラタ。ツネは、強気で来る個体にはそれなりに強気で返していましたが(でも大きなケガをさせる様なことはしない)、アラタくんの様に元々が控えめな性格の子には穏やかに接していました。
*ツネは後に、(この日の時点ではまだ同居していない)他の個体とも出会うことになりますが、やはり自分より強いであろう個体には強気に、自分より身体は大きくても性格的に控えめな子には穏やかに接したり、毛づくろいをしてあげたりと、優しさを見せるようになります。
京都市動物園で家族と一緒に居たころは、「オレ強いぜ!感」を出してて「調子に乗って来よったなぁ~」なんて思ってたりしていて、「よそに行って強い子に会ったらビビるんちゃうか?」とかも思ってたりもしたのですが、良い方に裏切られました。「強き者には強気に、弱き者には優しく」振舞える、すごく出来る子でした。それを知ってから過去を振り返ると、「あぁ、あの時のあの行動はそういう気持ちから来てたのかもなぁ」などと思うこともあったり・・・。
アラタくんのことを書くつもりがツネの話になってしまいましたが・・・この辺で、アラタくんも登場する動画を貼って今回はお終いにします。