2019年の5月の途中から同居を始めた大五郎♂とオヨメちゃん♀(同居開始の正確な日付は把握出来ていないのですが、5月4日の時点ではまだお隣の部屋にいましたが、5月26には同居していました。)この日(12月15日)は、私が今までに見た中でもっとも2頭の距離が近かったのですが、距離が縮まったと云うよりは、オヨメちゃんのおしりが腫れていた(性皮の腫脹=発情)のでオヨメちゃんから近づいて行っていたのと、寒い季節柄、床暖になった擬岩の上に集まりやすいことが影響しているのではないかな?と、私は現時点では思っています。
こうしていると、本当の家族(父母子ども達)みたいに見えるんですけどね。。。
オヨメちゃんは大五郎に付きしたがっている印象。大五郎がお隣の部屋の個体に威嚇しにいくと良く付いて行きます。こんな感じ↓
また、大五郎が同部屋の個体に対して威嚇する時も、下の写真の様に、同じ様に威嚇する姿を多くみかけます。おまけに大五郎の顔をチラチラ確認しながら一緒に怒ります(ちなみにチュウタロウさんと同居していた頃もそうでした)。
これを人間に置き換えて考えると、自分の考えで行動するのでは無く、強い人に合わせている様であんまり良い印象を受けませんが、おそらくマンドリルの世界では、群の中の最も強いオス(アルファオス)に合わせるのは賢明なやり方なんだろうと私は考えています。
でも野生では圧倒的にメス(や子供)が多い群を作るので、メス仲間が沢山いると、日本の多くの動物園で見られる様なオス1メス1の状態とは力関係が変わってくるのではないかな?と想像しています。
お尻をむけて大五郎に近づく(プレゼンティングする)オヨメちゃん。
発情中(とは云っても、この性皮の腫脹の仕方はまだMAXではない)なので、交尾体勢を取っているのかもしれませんが、これはオスもする行動(♂♀問わず、弱い個体が強い個体に威嚇された時などに、相手の怒りを鎮める様にするのも多く見られますが、特に威嚇されているワケではない時でも近づいて行って「あいさつ」的にすることも良くあります。人間に対してする個体もめずらしくありません。)
大五郎の近くで末っ子のツヨシくん(チュウタロウさんとの間の子)に授乳するオヨメちゃん。オヨメちゃんはこの日何度か大五郎の毛づくろいをしたそうなそぶりを見せましたが、実際に触れる姿を確認することは出来ませんでした。
目線もずれてるし、偶然だったのかな?!ツヨシくんが大五郎のお尻に手を伸ばしているみたいw 右端に居るのはオヨメちゃんの息子でツヨシくんの兄・アラタくん。
ポーズを決めているみたいな大五郎。キッチリした姿勢をしている時の大五郎は威厳があってカッコイイです☆
。。。でも割とこんな感じで猫背&内股になっていることが多い。。。
木をガジガジ!
オヨメちゃんも、電話をしているみたいな感じで木をガジガジ。
収容時間が近づき、大五郎の寝室に用意された夕ごはん。(来園者は、収容後は大五郎のみ見ることが出来ます。のんほいパークでマンドリルを見るなら早い時間に行くことをおススメします。収容時間は日によって1時間くらい遅い日もありますが、多くの場合14:00頃から順に収容が始まり、大五郎以外の8頭には会えなくなります。)
夕ごはんを食べる大五郎。
大五郎と交代する以前にチュウタロウさんがこのお部屋に居た時、チュウタロウさんは歩きながら拾い食いする感じでしたが、大五郎はだいたい背中を向けたまま座って食べます。
この日の大五郎とオヨメちゃんの距離感を動画で。。。
大五郎とオヨメちゃんの距離感 2019-12-15 マンドリル のんほいパーク