15:30に収容となりました。裏へ回ってみると、マンマルはすでに夕ごはんを食べ始めていました。
いつでも自由にかじれる木が無いだけに、細かく切らずに大きなサイズのままの生のお野菜を食べている姿を見て嬉しく感じました(でも木は必要ですからね)。
寝室側はこんな感じです。
↑の写真でも確認できますが、2か所にこのような↓種名看板がありますが、お外と同じく個体紹介はありませんでした。
↑は「サル目」↓は「霊長目」。統一しようよ・・・。それに【学名】が『Papio sphinx』となっていますが、『Papio』と云うのは『ヒヒ』のことなんですよね。近年までは、マンドリルとドリルもヒヒ属(Papio)に属する単一種の亜種とされていたそうですが、現在この2種は『マンドリル属(Mandrillus)』(←に属するのは、先述の2種のみ)に分類されていて、マンドリルの学名は『Mandrillus sphinx』とされているはずです。現在、たいていの動物園ではそう表示されていると思います。(前回の記事に写真を貼りましたが、天王寺でも外の展示場の種名看板では『Mandrillus sphinx』となっています。)
さて、夕ごはんをある程度食べ終えると立ち上がり、その後下へとおりました。
最後に貼る動画に映っていますが、しばらくウロウロ歩いたりもしていましたが(まぁ、いわゆる『常同行動』でしょうかね...)その後座りました。
毎日毎日、この何もない場所で独りぼっちで何を考えているんでしょうね...(マンマルの生まれ故郷(マンマルが居た当時の事は知りませんが)、京都市動物園のにぎやかなファミリーの収容から夕ごはん、その後の様子を見慣れている私にとっては、この場は『独房』にさえ見えました。)
たった独りで長年ここで暮らしているマンマル...。よくこんなに美しい毛並みと体格を保ってるなぁ...と感心します。こういう環境に置かれた子の中には、自分の毛をむしり取って食べたりして、腕や脚、頭部や顔などが禿げてしまってたりするので。(そういう行動が無いからと云って、この飼育環境が許されていいとは思いませんが。)
足が気になったのかな?
思わず「それくらいしかやる事ないもんね...」とか悲しい発想になってしまいました。
閉園間近のサル舎(ヒヒハウス?)。この場を離れた後に、動物専門員さんに遭遇し、前回の記事に書いた様に、かじれる木を与えて頂ける様にお願いしました(・・・ブタオザルのおばあちゃんのことで伝えたかったことがあったのでそちらをメインに。閉園間近だったので話せたのは多分2分程度だったと思いますが、どちらも対応して頂けています様に・・・。)
最後に、収容後の様子を動画で。
マンドリルのマンマル 2020-01-01 天王寺動物園 (お部屋編)