タイトルにある『手こずった』の意味は、文章で説明するより動画を観た方が分かりやすいので、まずはこちらを(↓)
京都市動物園のマンドリル一家 2020-02-01【その⑤】夕ごはん♪
...分かりましたでしょうか?今のところ、お部屋⇔お外の出入りの際、オネさんは末っ子のず~みん(イズミ。1歳♀)を抱っこして移動しているのですが、以前も書いたかな...? 最近ではオネさんがすぐに迎えに行かない&ず~みんも離れた場所にいることが多くなってきて、飼育員さんが扉の開閉をする際、みんながバッチリスタンバイ出来ていない事が増えて来ている様です。
近頃、スタンバイ出来てない時は、夕ごはんの準備は出来ていてもすぐに扉を開けず、「しばらく時間をおいてから収容」されることもあるのですが、この日は時間をおかなかったので、(私の居た場所からは外の様子は見えませんが)おそらくスタンバイ出来てる感じだったんじゃないかと思います。
しかし、動画にあった通り扉が開いてもいつもの様にみんなが一気に帰って来ず、まずはベンケイとディアちゃん(3歳♀)が入って来て、その後ツネちゃま(2歳♂)が扉のところに姿を現すものの入って来ず、ベンケイが様子を見に行きました。おそらくオネさんの元からず~みんが離れてしまった為、オネさんがず~みんを追って扉前から離れたのではないかと思います。そしてツネちゃまが母と妹を置いたまま帰るのをためらってた...と云った状態だったのではないかな、と。その後のベンケイの行動といい、改めて『群れで行動する生き物』であることを感じさせられる場面でした。
(↓)面倒をかける末娘、ず~みん。(っていうか、姉や兄がず~みんの年頃の頃にはすでに下の子がいたので、とっくに抱っこされずに自分で帰って来てました。多分ず~みんも抱っこなしで余裕で帰って来れるはず...)
「スタンバイ出来てなくても扉を開けてみたらどうかな?」なんてことも思うのですが、実際にお世話している飼育員さんにしてみたら(尋ねたことはないのであくまで想像ですが)、「もしタイミングを外して、先に入った個体が食べ物を持ってまた外に出たりしたら全頭帰って来るのに手こずるかも...」と思って気軽に試しづらいかもしれませんね。マンドリルは同じ空間に入って「入りなさ~い!」とやるわけにはいかないですしね。
(↓)周りを手間取らせてるとはつゆ知らず白菜を食べるず~みん。
(↓)母や妹を置いて入ってさっさとごはんを食べる、なんてことはしないツネちゃま。将来、群れを率いる立派なオトナオスになれるタイプかも(^▽^)/
(↓)帰ってこない母と妹をさほど気にすることもなく⁈ さっさとごはんを食べていたディアちゃん。(いいのよ~♡ ディアちゃんはそれでいいのよ~♡ 立場がそれほど強いわけではないので、周りのみんなが落ち着かない間にさっさとほお袋に詰め込んでおけばいいのよ~♡)
(↓)見下ろすディアちゃん。なんて美人(美猿)さんなんでしょう(^▽^)♡
(↓)ベンケイとディアちゃん。
(↓)いざと云う時に『群れのリーダー』らしさを見せるベンケイ。
(↓)偉大な母、オネさん。