(↓)オネさん(左)&ディアちゃん(ディアマンテ。撮影時:4歳♀)母娘。
(↓)オネさんに毛づくろいしてもらうディアちゃん(^-^)♡
(↓)体勢チェンジ☆
この母娘が毛づくろいをし合うのは決してめずらしいという訳ではないのですが、末っ娘のず~みん(イズミ)が絡むとちょっと関係が難しくなります。(続く)
ニホンザルなどで云われる『末子優位の法則』(末娘が母親のすぐ下の順位になる=姉(この場合、ディアちゃん)より末っ娘の方が立場が上)が、マンドリル(少なくとも現在の京都市動物園のマンドリル一家)にもみられ、ず~みんがディアちゃんに対して偉そうに振る舞ったり、ケンカを吹っ掛けたりすることも多々あるのですが、それでケンカっぽくなった際、オネさんはず~みんの味方をします。(続く)
(↓)今度はディアちゃんがオネさんを毛づくろい♪
そんなこんなで、ディアちゃんは普段から家族の中で空気を読みながら過ごしていて、毛づくろいをするにも、ず~みんの様子をうかがっているのが感じられます。
ず~みんはしょっちゅう両親の毛づくろいをします(たまに気が向いたら?ディアちゃんの毛づくろいもします)。マンドリルたちにとって、毛づくろいは友好的な関係を保つのに非常に重要な様で、ある意味「自分より強い立場の個体の毛づくろいをする(させてもらえる)」のは特権(っていうのかな...?)である様にも感じられます。(続く)
(↓)またまたオネさんからの毛づくろい☆
なので、ディアちゃんが両親を毛づくろいしていると(ディアちゃんより立場が上である)ず~みんがディアちゃんに対して怒ったりもします。ディアちゃんもそうなることを知っている(&トラブルを避けたい)ので、ず~みんが近づいてくると、自主的に毛づくろいをやめて、何気なくスーッと立ち去ることが多いです。
両親が互いに毛づくろいをしている時などにディアちゃんも参加することがあるのですが、その際も近寄って行って自分から毛づくろいをし始めるのではなく、まずは受け入れてくれるのを確認する様に、何気な~く「良かったら毛づくろいして下さい」オーラ(←見慣れると分かる様になります)を出して近くに座ります(受け入れてくれるかどうかの決定権を相手に渡している感じ)。
そして、毛づくろいをしてもらえたらディアちゃんも交替してします。父・ベンケイに対してより、オネさんに対しての方がこれに関しては気を使っている様です(ず~みんの味方につくのはオネさんだからだろうな、と推測)。
普段から色々と気を使っているディアちゃんなだけに、こんな感じでオネさんに長~い時間をかけてじっくり毛づくろいをしてもらったり、お返ししたりしている姿を見ると、「ディアちゃん、良かったねぇ(^-^)♡」と嬉しくなります。
・・・とは云っても、先に書いた様に別にめずらしいことではないですし、父・ベンケイとも毛づくろいをし合う姿もよく見られるんですけどね。でもやっぱり気を使っている姿や、ず~みんがきっかけでオネさんに怒られる姿も度々見かけるので、毛づくろいをし合う様子を見る度、嬉しいのです ♪
(↓)またまた体勢チェンジ。けっこう長時間毛づくろいし合ってました。
(↓)脚をあげて毛づくろいを受けるディアちゃん
(↓)右足裏。マンドリルの足も『拇指対向性』(親指だけが他の指と離れていて、且つ向かい合っているので、木の枝など物をつかむのに適している)です。
(↓)自分でもかかとのお手入れ☆
なんだか長々と書きましたが、伝えようとしたこと上手く伝わったかしら^^; 上に書いた様なやり取りは含まれていませんが、母娘の毛づくろいの様子、是非動画でもご覧下さい(↓)