Mandrilling!

マンドリラーによるマンドリルブログ。内容が2年以上前の物となっております。なるべく早めにリアルタイムに近づきたいと思っています。

2021-06-12【その⑥】収容の試み=前半=

この日のマンドリルたちの収容(を試みられ始めた)時間は15時30分頃でした。

(↓)寝室に用意された夕ごはん。

(↓)今回はここで動画を。ご覧いただくと分かる通り、いつもと違って一家4頭が揃って帰って来ません。・・・というか、上の娘のディアちゃん(ディアマンテ)も遅かったですが、下の娘のず~みん(イズミ)が帰って来なかった為、帰って来た母・オネさんが気にして外に戻って・・・。そして、やはり群で生活する生き物だということを改めて実感させられますが、全員揃わないと落ち着いてごはんを食べている場合じゃない様でベンケイも出て行ってしまいます。すると後を追う様にディアちゃんも出て行きます。

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実はこの日のマンドリルの収容前、先にお隣のフサオマキザルの収容を試みられたのですが、そちらがスムーズに行かず、それに伴い飼育員さんの行動もイレギュラーになるし、フサオマキザルたちの気配(鳴き声など含む)もお隣さんであるマンドリルまで伝わってくるしで落ち着きを無くしていました。「イレギュラーな気配=(経験のある)捕獲や分離の恐怖」というのも、頭のいいマンドリルたちは本能的に感じるのではないかな?と思います。そんなこんなでかなり警戒していました。

では、また外に出てしまった一家の写真を貼っていきます。

(↓)父・ベンケイ。

(↓)母・オネさん。

夕ごはんが目の前にあっても、それをおいてず~みんのところへ帰って行くオネさんは、さすが立派なお母さんだなぁ!と改めて感心。(まぁ、これまでにも何度かそういう状況を観ているので、オネさんが立派なお母さんであることは重々承知ではありますが。)

(↓)ディアちゃん。ディアちゃんは基本ベンケイに倣う感じで、ベンケイが入ってごはんを食べていたら(落ち着かない様子ではあるものの)食べるし、ベンケイが出て行ったらついて出ます(今回のみならず)。「強い存在に従う」というのは、特にメスのマンドリルが生きてゆく上で賢い戦略な気がします。

(↓)収容に時間がかかった理由の張本人、ず~みん。

いつもと違う気配が怖かったんでしょうね。動物園動物の宿命として、捕獲されたりなどの経験はしているし、「いつもと違う状況に違和感や恐怖を抱いて警戒し、いつもと違う行動を取る」というのも頭の良い証拠!

ちなみに、途中で貼った動画の3:22~、1回目から約20分後(15時50分頃)に試みられた2回目の収容の様子が映っています・・・が、この時も1回目と似通った感じでスムーズには行かず、収容の試みはまだまだ続くのでした^^; それについてはまた次回の記事で。