Mandrilling!

マンドリラーによるマンドリルブログ。内容が2年以上前の物となっております。なるべく早めにリアルタイムに近づきたいと思っています。

2021-06-26【その③】草の収穫&平和な光景・毛づくろい ♡

(↓)京都市動物園マンドリル一家の上の娘・ディアちゃん(ディアマンテ)。

(↓)振り返ってますが、手は檻の外の植物に。

(↓)そこそこの大物を根こそぎゲット。

(↓)こちらも外から採ったトクサを噛み噛み。

(↓)トクサに何やら蔓植物が絡んでました。

(↓)場面は変わりまして、こちらではオネさんと下の娘・ず~みん(イズミ)がベンケイを毛づくろい。

(↓)右端にディアちゃんもやって来て、家族4頭が揃いました。

(↓)「両親とふたりの娘たち」という小さな群ではありますが、近頃(これを書いている2023年3月現在)では、この様な平和なマンドリルの群の様子を見ることが出来る動物園は(元々多くはないですが)かなり少ないだけに、とても貴重だと思います。ちなみに現在でも(ちょこちょこケンカをしつつも、大きなケガをすることもなく)この頃と同じような光景が見られています。

1頭のみ、または雌雄1頭ずつのペア、複数居ても相性が悪くコミュニケーションが少ない・・・などだと、マンドリルたちにとっても不自然で居心地が良いとは言いづらいであろうということのみならず、人間にとっても、本来マンドリルが持つ習性が見られづらく、観察していても学びが少ないなどというデメリットもあるな、と感じることもあります(*)。もちろんもっと大きな群だと、京都で観ているのでは気づけないような学びもあるだろうと思います。

*とある1例をあげると、過去に(どこの動物園か明言することは避けますが)”ある動物園”で飼育員さんが来園者を前にガイドをされていた際、メスが檻越しにオスに対してお尻を向けたのですが、その時「これは女の子の挨拶です。」と解説されました。ですが実際にはオスも(基本、自分より強い立場の者と見なした相手に対して)します。

私は幸いにも、複数の動物園で、成獣を含むオスたちが、いわゆる”お尻挨拶”をするのを何度も見たことがあるので、その解説は正しくないと分かりましたが、その動物園にはオスが1頭しかおらず、またそのオスが人間に対してもしない個体だった為、自分が働いている(もしくは類似)の動物園のマンドリルたちしか知らなかったと思われる飼育員さんは、「女の子の挨拶」と思い込んでしまったのだろうと思います。

マンドリルに限らずですが、本来の群構成や、野生での生息地の環境とかけ離れた状態で飼育されている動物から(つまりは多くの”動物園”という施設から)学べることは、限定的なんだろうと感じます。

ちょっと厳しい(けど現実的な・・・)ことを書いてしまいましたが、写真へと話しを戻します。

(↓)ベンケイがオネさんを毛づくろい・・・っていうか、この時はオネさんの首下というか、肩(写真でベンケイが触っている)付近に、かさぶたがあったので、それを触っていた様です。この様子は最後に貼る動画にも映っています。動画ではその様子をディアちゃんが見に近寄って来ます。ちなみに、普段からベンケイは他個体を毛づくろいしてくれる優しいお父さんです(^-^)♪

(↓)場所を変えて、お母さんに毛づくろいしてもらうず~みん。

(↓)ポーズ変更。

ではでは最後に、平和な毛づくろいの様子や、ディアちゃんが植物を採ろうとしている様子が出てくる動画を貼っておきます(↓)

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