Mandrilling!

マンドリラーによるマンドリルブログ。内容が2年以上前の物となっております。なるべく早めにリアルタイムに近づきたいと思っています。

2020-03-15【その②】(後日写真追加しました⇒)写真が貼れず動画のみですが...夕ごはんの時間 ♪

後日写真を追加しました。元の記事に組み込みました(^▽^)/

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【普段、写真の編集には Picasa 3 を使っているのですが、何故か3/14の京都市動物園と、3/15の東山動植物園の写真が取り込めない(PCには取り込めているのですが...)ので、残念ながら写真無しの動画のみの記事となります...】

☆今回も、上記の通り写真が貼れないので、夕ごはんタイムの動画を貼っておきます☆


東山動植物園のマンドリルたち 2020-03-15【その③】

まず、お外では同居していたマンジュウロウとドリーちゃんですが、見ての通り寝室は別々でした。理由は、『マンジュウロウがちょっとDV気味なので』だそう ^^; でも、マンジュウロウが悪いんじゃないと思うんですよね。飼育員さんもご自分から言っておられましたが、何せ獣舎が狭い...。あの狭さで圧倒的に力の差のある2頭を一緒にしておくと、ストレスが引き起こされるのも不思議ではないですよね。

動画(と、後日追加した写真)でも確認出来ますが、ドリーちゃんのお部屋の格子扉には板が貼られていて向こう側が見えない様になっていました。板が貼られていなければマンジュウロウの姿が見えます=マンジュウロウからもドリーちゃんの姿が見えます。そういう状態だとマンジュウロウが威嚇するらしく...^^; そしてそれはドリーちゃんのみならず横並びのおサルさんたち全体に影響するから板を貼られたそうです。

(↓)板が貼られているドリーちゃんのお部屋の格子扉。

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(↓)マンジュウロウのお部屋の扉には貼られていないので、マンジュウロウには飼育員さんの姿が見えます。

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話は変わりまして... 動画(や、下の後日追加した写真)を見て頂けると分かる様に、エサの大きさが全然違います。マンジュウロウのはかなり細かく、こちらは「採食時間を延ばせる様に」で、ドリーちゃんの方は少し大きいですが、こちらは(ストレスが気になるので)「かじってストレスを軽減出来る様に」ということでした。

(↓)マンジュウロウのごはん。

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(↓)ドリーちゃんのごはん。

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(↓)極小の粒は「きび」だそうです。普段は「ひえ」や「あわ」を(も?)与えておられるそうですが、この日は「切らしてるので」とのこと。マンジュウロウは、この小さな粒を指の腹で押して、くっつけて食べていました(^-^)!

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 ドリーちゃんのごはんのリンゴに白い粉が付けられていたので何かと尋ねると、答えは『セルロース』でした。うんちが緩いので使っているとのことでした。興味を持ってお聞きしていると、わざわざそのセルロースの袋まで見せて下さいました。ありがとう御座いました。

(↓)セルロースの粉がついたリンゴ。

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(↓)見せて下さったセルロースの袋。普通に人用として市販されている物だそう。

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それから、マンドリル(他)たちの個体紹介が掲示されていない件に関してもお聞きしてきました。掲示していないのは、「自分の名前を認識しているので、呼ばれるとストレスになるから」だそうです。私としては、お名前が分からなくても反応するまで「おい!」とか声掛けしたり、音を鳴らして反応させようとする人もいるのでどうかな?とも思いましたが、「自分の名前を認識している」と云われると、「そっか...」と。

 私が飼育員だったら、個体紹介を掲示した上で、「ストレスになるので大きな声で呼ばないでね」とか、「しずかにみてね」とか掲示するかな... とは思いますが、どれが「正解」とは言い切れない問題だと思いますし、少なくとも色々とやって下さってる(様子を見て考えた上で、出舎時間をずらしたり、見えない様に板を貼ったり、個体によってエサの切り方を変えたり、など)方なだけに、飼育員さんの考えを尊重したいと思います。

 あ、そうそう。「個体紹介を掲示してほしい」という意見はよくもらう、ともおっしゃってました。理由があってあえて掲示していなくても、それは来園者には分からないことですし、掲示しない理由を伝えた方がいいんじゃないかな?とは思います。お互いの為に。私も「なんで?」と思っていましたが、理由を聞いて、「マンドリルたちのことを思ってのことなんだな。」と納得出来ました。

 でもまぁ、やっぱり個体紹介などがあった方が、興味を持って観てもらえる確率はあがると思います。でもそれが動物のストレスに繋がるのなら控えなければいけない。。。つまるところ、獣舎の広さが十分あって、もっと仲間が居て、居場所や行動の選択肢がある様な環境で飼育出来れば解決出来る可能性が高いと思うんですよね(その様な環境なら、来園者に名前を呼ばれたくらいで特にストレスを感じることもないと思う・・・あ、でも個体にもよるし、状況や呼び方などにもよりますが)。

 飼育員さんも今の獣舎を「良い」とは思っておられませんし、そんな限られた環境の中で出来ることをするだけ、っていうのもなかなかツライんじゃないかな?と思います。東山に限らず、やっぱり『動物園』なり、管轄する『市』なりが、もう少し本格的に『動物福祉』を重要視した方向に進んでいってくれないと、動物たちも飼育員さんたちも生き生きと過ごせないんじゃないかなぁ...と思いました。

ではでは、さらに数枚の写真を貼っておきます。

(↓)ドリーちゃんはとっても女の子らしい美猿さんなのに、私の腕&カメラでは、東山の寝室側で撮るとブレてしまうことが多くて残念(外は外で金網越しなので難易度高し^^;)写真はイマイチですが、本猿はすごく可愛いんですよ(^-^)♡

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