群のみんなのまったり毛づくろいタイムはまだまだ続くのですが、今回は、その群とは離れて暮らす、撮影時9歳だったオスのサムのご紹介をしたいと思います。
(モンキーセンターのオスたち、基本口開き気味。何故?)
2011年5月1日生まれ、お母さんがサヤコさんで、サユミちゃんや、非公開エリアで暮らすオスのサンフジのお兄ちゃんです。
サムも元々群の中で暮らしていたわけですが、やはり成長に伴い身体が大きくなってくると、アルファオスであるキンちゃん(キンシャサ)に目を付けられる様になり、折り合いが悪くなり群から離さざるをえなくなったようです。
野生の群では成獣オスの割合はほんの数パーセントと云われますし、群の中に居づらくなると出ていくのだろうと想像していますが、飼育下では自ら出ていくことは出来ないし、そこは飼育員さんの判断で群から離す・・・ということになるわけですが、離したはいいけど十分な飼育スペースはあるのか?とか、ずっと1頭で飼育するのはどうなのか?とか、色々と問題が出て来ますよね。
サムは今のところ(撮影時と、この後に行った2021年7月31日も同じでした)、群のみんなと交替で外の放飼場を利用していて、サムが外にいる間は、群のみんなは屋内で過ごしていました。
(↓)以前同じく群に居た、サムよりひとつ年上のニースケ(2010年7月6日生まれ)も今では非公開エリアに移動していますが、身体がかなり大きくなってきたけどまだ群にいた頃、時折キンちゃんに追われて高所へ逃げる姿を観たこともありますし、おそらくそのストレスからだと想像していますが、自分の毛をむしってしまい体毛が禿げていた時期もありました。
(↓)屋内マンドリル舎には、非公開エリアで暮らすマンドリルたちのことを紹介する掲示物もありました。幸いなことに、私は、非公開エリアに移動する以前に全頭に会ったことがあります。彼らの様子はたまにモンキーセンター公式YouTubeなどの配信やSNSなどで姿を観られることがありますが、(すでに十分オトナだったガボンさん以外の)まだ幼かった子たちが、(まだ成獣とは云えないまでも)大きなお兄さんになってる~!という感動を味わったりもしています。
まぁそりゃ本音を云えば、出来ることなら実際にこの目で成長過程をみたいところですけどね。
非公開エリアでも2群に分けておられるそうですが、オス同士の同居となると、きっと難しい面も多々あるんだろうな、と思います(現在8歳のいわゆる若オスたちもいますが、この子たちが成獣になったらどうするんだろう??)。単純に考えると、「オスたちが同居してるんなら、現在1頭でいるサムも仲間入りさせてあげたら?」と考えてしまいそうですが、そんな簡単な話じゃないんだろうな、と。。。「よその園に移動は?」っていうのもありそうですが、なんせここの子たちの血統はむちゃくちゃ多いので、それも簡単な話ではないだろうな、と。
まぁまぁまぁ、そういう話はとりあえずおいておいて、最後に動画を1本貼っておきます。サムは途中(4:50~)に登場します。せっかくの動画ですが、たいした動きはありません^^;