(↓)ノエル。(撮影時:もうすぐ8歳って頃の♂)
(↓)メスのオヨメちゃんが近寄って来ました。
(↓)オヨメちゃん(撮影時:20歳)
(↓)ノエル
(↓)この頃のノエルはまだ”成獣”と云えるほどの体格ではありませんでしたが、それでも結構な体格差を感じます。
(↓)この日のオヨメちゃんはお尻がパンパンに腫れて(性皮が腫脹して)いました。(*排卵近くに腫脹し、この間には特によく交尾する。)オヨメちゃんは普段からノエルによくついて行きます(ノエルに限らず、過去に同居していた大五郎や、故・チュウタロウさんなど、自分より強い存在である成獣オスにも同じくでした)。
また、飼育員さん方にも熱心にお尻挨拶をするタイプです。これは「ノエル(他)や飼育員さんたちのことが好き」と云うより、「強い者には下手(したて)に出ておいた方が無難」という感じなんだろうと、オヨメちゃんのみならず他園の複数個体の色々な行動を見て判断しています。
もし野生の群の様に、メス仲間が圧倒的多数いる様な環境だったら違ってくるだろうとも思っていますが、こればかりは確かめようがありません。
(↓)ガラス越しに向こうの部屋にいる大五郎に見せつけるかの様に交尾。大五郎は(人工哺育育ちの影響か)オヨメちゃんと同居していた頃、交尾どころか毛づくろいさえ許さない(させないし、しない)様子でしたが、こういう時には怒ったりします。これは「メスを取られた」と云うより、「オスとしての強さを見せつけられている」という気持ちからの怒りなのかな?と想像しています。
「オスとしての強さ」のアピールなのかな?と考える理由は、(私がもっともよく通っている)京都市動物園でよく観られる行動なのですが、飼育員さんや常連客(多くのマンドリルにとっては ”群の周囲をよくうろついてる要注意人物” であろう存在)の前では、見せつけるかの様に他個体に対してマウンティングすることが多々あるからです。(「オレの群のだぞ!」と云った感じなのかな?と。)
(↓)違う場所でも交尾。先述の通り、性皮が腫脹している時は特に、1日に何度も交尾するのを見かけます。
(↓)最後の1枚は木をかじるノエルで。
最後に動画を1本貼っておきます(↓)オヨメちゃんがノエルの毛づくろいをする様子や、ノエルについて歩く姿も少し映っています。また、ツヨシくんがガラス越しに大五郎に軽くちょっかいを出しては、(自分から出してるくせに少し怖い様で、怒られない様に)お尻を向ける、というのを繰り返している様子(2:30~)も面白いので是非観てみて下さい。