(↓)この群れの最年少・ツヨシくん。(2018年11月13日、のんほいパーク生まれ。撮影当時「あと1ヶ月くらいで4歳」という頃でした。)
後に異父妹が生まれたものの、育った環境が”ほぼ末っ子的環境”だった為、性格が末っ子あるあるな感じで、けっこう強気なツヨシくん。
(↓)ツネ、ことヨシツネ。(2017年7月12日、京都市動物園生まれ。撮影時4歳)
生まれた頃には両親の他、お姉ちゃんが2頭いて、その後、上のお姉ちゃん(サマンサ)が(日本平動物園へ)お引越した後、ツネの下に妹が生まれました。一家のリーダー的存在のお父さんの元、しっかり者のお母さんに守られつつお姉ちゃんたちに遊んでもらいながら育ち、妹が出来ると、自分より弱い者にはあまり強く接しすぎるといけないと云うことを母から教えられ育ち、父・母・姉たち・妹、それぞれにとても上手に接していました(*ツネが生まれた京都市動物園は、私がもっとも良く行く動物園なので、ツネのことは生まれる前から「まだか、まだか」と待っていて、成長する姿も見続けて来ました)。
のんほいパークへ引っ越した後、初期の頃は右のお部屋でアラタくん、ツヨシくん、しんごちゃんの他に、オヨメちゃんやノエルとも同居していたことも短期間でしたがありました。立場の違うそれぞれの個体に対し、非常に上手く立ち回っていて、改めて、京都市動物園で、”両親と姉妹”という小さなものではありましたが、『群れ』の中で身に付けたコミュニケーション能力の高さを感じさせられました。京都で観ていた時には気付かなかった部分も多く、のんほいへ移動後の様子を観て「(思っていた以上に)ツネ、やるや~ん!」と感心したことを覚えています。
(↓)ケイの”定位置”に寝そべり、木材をかじっているところ。
あんまり破壊したらアカンで~^^;
(↓)多くの時間は👆の定位置に、こんな感じでケイが座っているの👇ですが、他個体が来ると譲っていました。
(↓)ケイの定位置でじゃれ合うツネとツヨシくん。この時の様子は最後に貼る動画にも出て来ます。
仲が良さそうにみえなくもないのですが、私には(この子たちだけではなく、マンドリル全般的に)遊びの中にも力関係を推し量っている部分があると感じられます。(まぁ、もちろん年齢の近い子同士で”遊んで楽しい”という気持ちもあるんだろうとは思いますが。
5~6歳くらになるとこういう遊びも減って来て、ヘタをすると本気のケンカになって怪我を負うことになるので距離を置くようになり、その内飼育下でも同じ部屋で暮らすことが出来なくなって来ますが、そうなる以前の幼い頃は、(繰り返しになりますが)じゃれ合いつつも、相手の出方を見極め、立場の強弱を推しはかりながら、ケンカになる一歩手前、という感じの遊び方をしている様に感じます。
(↓)それでは、ツネとツヨシくんがじゃれ合う様子も出てくる動画を貼っておきます。